履歴書の資格・免許の書き方

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資格や免許の欄は、どこに提出する履歴書でも同じ書き方になってしまいがち

まずは資格や免許を取得した年月をきちんと確認し、整理しておきましょう

複数の履歴書を用意する場合、資格・免許の欄をどれも同じように書いてしまってはいないでしょうか。まだ取得はしていないが、現在勉強中の資格を記載することで、熱意がアピールできることをご存知でしょうか。

履歴書の免許・資格欄のサンプル

履歴書を書く前に、資格や免許の取得年月を整理し、きちんとまとめておきましょう。英検4級や、簿記3級など、比較的簡単に取得できる資格は通常書きません。スポーツに関する趣味の資格(例えばインストラクターなど)は、活発であることをアピールできて好印象を与えるため、積極的に記入します。武術に関する段位などは、スペースに余裕があれば書いてください。体力には自信があること、健康には気を遣っていることなど、自己管理がしっかり出来ていることをアピールすることが出来ます。

履歴書の資格の書き方

10年以上前に取得したものは記入を控えます。調理師免許、パソコン検定、カラーコーディネイターなど、ジャンルにバラつきがある場合は、応募する企業にマッチしたもののみをチョイスして書き出します。アピールしたい、勉強中の資格などがあれば、履歴書の下の<その他特記すべき事項>の欄に「●●●1級取得を目指し勉強中」「●●試験合格に向けて勉強中」などと書き足しておきましょう。ただしここでも嘘はいけません。履歴書は通っても、面接時の質問で嘘がバレては元も子もありませんよね!

また取得している資格や免許の正式名称を必ず調べておいてください。<英検1級>ではなく、<文部科学省認定 実用英語技能検定1級合格>などと書かなければなりません。TOEICなどは700点以上を持っていないとあまり効果がないようです。


運転免許は、例えペーパードライバーでも必ず記入すること

運転免許を取得している場合は、どんなに取得年月が古くとも、長年ペーパードライバーであろうとも、必ず記入します。事務員でも営業でも万が一の場合に備え、必要とされる場合が大変多く、現在ではどんな業種であれ必須免許であるとも言えます。

特殊な資格や免許などを書く場合は、特記事項の欄に詳細を記入しましょう

履歴書の免許書・サンプル

例えば一般的に認知度は低いが、取得がとても困難な、特殊な資格や免許をもっていて、応募する企業に対してアピールとなる要素が含まれている時は、特記事項の欄に、それがどのような資格や免許で、どんな場面に必要となるのか具体的に文章で書き記します。

あるいは、それを取得するためにはどれほどの勉強が必要であったかや、合格率●%の超難関であることをデータ資料として参考までに書いておきます。

何かに打ち込んで猛勉強し、合格した…という結果は、向上心があること、我慢強いこと、困難に打ち勝つ力があることなどをアピールできます。精神的に前向きであるということは、どんな企業の採用担当者にでも好印象を与えますので、面倒くさがらず、積極的に特記事項に書いてください。

たくさんの資格や免許を持っていれば有利?…というわけではありません

履歴書の面接シーン・免許や資格

資格や免許というものは、数より質が重要視されます。あるいは、その業種に合ったものが重宝されますよね。講習を受けるだけで取得できる検定や、目 指している職業に役立つ免許などは積極的に取得するべきだと思います。資格や免許が多いということは好奇心が旺盛であることもアピール出来ますし、決して マイナスのイメージではありません。

しかし、闇雲にただ取得しただけでは計画性がないと思われてしまいます。履歴書に取得した経緯や理由などを書く必要はありませんが、資格・免許の欄 に書くからには、面接時に突っ込んで聞かれることを想定し、採用担当者に興味を持ってもらえそうな取得理由を考えておくと良いでしょう。

だからと言って、アパレル関係の企業に履歴書を応募する際、全く取得する意思もないのに、意欲や向上心だけをアピールしようとして、カラーコーディ ネイターの試験に向けて勉強中ですと嘘を書いてしまうと、面接時に「勉強はどこまで進んでいますか?」と聞かれ、困る場合が想定されるます。確かに意欲や 熱意、向上心などはアピールするべきですが、嘘を書くべきではありませんので、本当に取得意思のあるものだけを書くようにしましょう。

また、何の資格や免許を持っていない人でも、何か必要な資格・免許があれば、積極的に取得します!という姿勢と意思を明確に述べることで好印象を与えることができます。常に前向きでいることをお忘れなく。

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